電波新聞社 マイコンBASICマガジンDELUXEに作品掲載

1988年10月30日お知らせ

超脳工房が作成したアプリケーションソフト「Bm-Linker」が、電波新聞社刊行の「マイコンBASICマガジンDELUXE MSX・MSX2プログラム大全集Ⅱ」に掲載されました。

Bm-Linkerとは

パソコンで主に用いられる高級言語BASICは、容易にプログラミングできる反面インタプリタ言語のため実行速度に劣ります。したがって高速に動作するソフトを作りたい場合は、マシン語(機械語)によるプログラミングを必要とします。

あらかじめメモリ内に存在するマシン語のプログラムを実行するためにはいくつかの方法がありますが、最もわかりやすいのはBASICで記述した部分に結合(リンク)することです。このリンクという作業を実現するために使われるツールがリンカと呼ばれるもので、Bm-Linkerはその一つです。

わずか14行のコードで実現

Bm-Linker自体はBASICで記述されていますが、コメント行を除けばたった14行しかありません。
これはパソコンがもともと持つスクリーンエディタの機能を間接的に呼び出すことで、半自動的にリンクしていくという方式で実現したものです。
リンクそのものの速度は低速ですが、[RETURN]キーを押しっぱなしにするだけでどんどんリンクできるという手軽さがあります。
また、単純な総和によるチェックサムも自動生成しますので、入力ミスの確認も容易です。

超脳工房のデビュー作

超脳工房は1987年より活動を開始していますが、このBm-Linkerの掲載によりはじめて公の場に超脳工房の名が現れました。
この「マイコンBASICマガジンDELUXE MSX・MSX2プログラム大全集Ⅱ」の刊行日 1988年10月30日をもって、超脳工房のデビューとさせていただいております。

(オマケ)超脳工房が30年かけて開発したアプリケーション

この当時、テーブルトークRPG(TRPG)が全国的に大人気でした。ゲームに参加するプレイヤーやその他の登場人物にはそれぞれ名前がついていますが、その名前を考案するというのは決して楽な作業ではありませんでした。

超脳工房では、この問題に着目し、「登場人物自動命名ソフト NAMEST(ネーメスト)」を1988年に発表。このソフトの衝撃は予想以上に大きく、軽くバズりました。
その後30年に渡り改良に改良を重ね2017年に満を持して「NAMEST.*(ネーメスト・ドット・スター)」をリリース。
大幅な機能向上を果たし、今も多くの方に愛用されています。
この記事をご覧になられました皆様も、ぜひご利用ください。下記リンクをクリックするだけです。(一部のスマホで表示が乱れますが、動作自体は正常です)
https://cnkb.work/namest

1988年10月30日お知らせ

Posted by 超脳香望@超脳工房